不思議な関係
それがどんな関係だったのか、今になってもよく分かりません。
不思議な関係でした。彼女は仕事が終われば私の家に帰って来る。なぜ、私と一緒にいてくれるのか。
しかし、長く続いたその関係が壊れた今、私は独りになってしまいました。
この事実は北海道移住計画を大きく前進させました。
何もかも捨てて、やり直したい。
今、私は高齢ながらも健在な両親の暮らす実家へ入り浸っています。「上げ膳据え膳」の安穏な生活です。何一つ不自由のない生活です。独りでないことに幸せを感じています。
でも、この両親と一緒にいる生活は果たして本当の「親孝行」なのだろうか。そばにいてたわいもないテレビを一緒に見ている時間はそれはそれで、楽しい時間で「親孝行」なのかもしれません。
でも、両親が亡くなる時に、私が私らしく生きている方が、真の「親孝行」なのだろうと、何となく感じます。
北海道
憧れの地、北海道。
大学生のときにした貧乏旅行のひとつが、車での北海道周遊でした。国内旅行とはいえ、名古屋近郊から見れば北海道は遥かな遠い世界です。
宿の予約もせず、フェーリーだけを予約しての旅行は、私にとって大冒険でした。
まだ近年ほど観光地化されていない北海道は9月のオフシーズンということもあり、人気(ひとけ)もほとんどありません。大自然独り占めでした。
雄大な自然の世界に無防備のまま飛び込んだ私は、不安ながらも感動の連続でした。
しかし1週間の日程では、大北海道は十分に回り切れずまた来たいと強く思いました。
その後、2回目は新たな友達を加え3人で、3回目はフェリーを使わず陸路、青森経由で北海道を訪れましたが、それでもまだまだ満足できませんでした。
その後はしばらく、仕事や家庭の都合で北海道を訪れることはできませんでした。
それから20数年後に、ようやく4回目、5回目と訪れることができました。
しかし、恵まれない天候と観光地化されたために増えた外国人観光客で、以前の私の北海道は、そこにはありませんでした。
孤独からリセット
両親が亡くなれば、完全に独りになってしまう。仕事も辞めることにしました。私は孤独です。でもよい意味、自由の身です。どこでどのように生きても迷惑をかける人もいません。残りの人生を見つめ直すときです。世話をしなければならない家族もいません。(猫3匹が同居人)残りの人生2、30年、一からスタートです。(両親のことは少し気になりますが)
北海道で、人生をリセットしよう。
北海道での求人を調べてみると、そこそこ生きていけそうな仕事に就けそうなことも分かりました。(詳細は後日)
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